『ZOO』、読了 - sailing day

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『ZOO』、読了  

ZOO 乙一いま最も注目される若手ナンバーワン、乙一の魅力爆発の短編集。毎日届く恋人の腐乱死体の写真。彼女を殺したのは誰か? 「犯人探し」に奔走する男を描く表題作他、書き下ろし新作を含む10編収録。

ZOO / 乙一
単行本:333ページ
出版社:集英社
発売日:2003/06
価格:¥1,575


いかにも乙一作品!といった10編を収録。どれも非日常的でゾクッとするけれど、それを淡々と書いて「普通」に感じさせてしまうのがスゴイ。面白かった~^^
特に『冷たい森の白い家』と『SEVEN ROOMS』が怖かったです。短いネタバレ感想は続きでどうぞ▼
●カザリとヨーコ
乙一さんの作品には特に理由がなく、なぜか虐げられている人がよく登場する。しかもそれを受け入れてる人が多い。スズキさんが優しくしてくれてやっとヨーコは人間として目覚めたみたい。上手いコト入れ替わったね。

●血液を探せ!
ちょっと笑えるお話でした。刺されてるのが分からないほど肌が無感覚…こんな症状って実際あるんでしょうか(・σ・) 一番欲のなさそうな次男が犯人だったとは…w

●陽だまりの詩
これは切ない系でこの本の中では異質でした。ロボットでも心は育つんだろうかと考えてしまった。ロボットが自分を埋めてもらうために新たなロボットを作る――将来こういうことが起こりそうな気がします。

●SO‐far そ・ふぁー
この話スゴイな…w
夫婦ゲンカのせいで息子がホントに病気になっちゃったよ(´∀`;)オイオイ…

●冷たい森の白い家
これまた虐げられてる人が主人公。人を殺すことも躊躇しないし、それを家の材料にするという感覚に愕然とします。弟の代わりに家の壁になった女の子がスゲェ~;
これって元住んでた家の赤毛の女の子の子供だったんですよね? はぁ~コワッ!!

●Closet
これはミキがリュウジを殺したのかと思ってたw お兄さん変態すぎw

●神の言葉
なにげに言霊を操ってる超能力少年が主人公。お父さんの指を落とすとかヒドイなw 「外れエエろオオオ……!」とか言ってるのが妙にジョジョっぽくて笑えました。どうやらもうこの世には彼と数人の人しか生き残ってないみたい。すごいパワーある言霊やね。

●ZOO
自分が彼女を殺したくせに"犯人捜し"の演技を続けてる男が主人公。ZOOって本当に動物園の意味で使われてる話だったんだね…。あの看板が伏線だったとは。上手いな~。

●SEVEN ROOMS
この中ではこれが一番怖かった気がする…w 理不尽に捕まえられて、殺されて…。最後のお姉ちゃんの笑い声が切なくて怖かった。

●落ちる飛行機の中で
これもちょっと笑える要素ありのお話。ハイジャックされた飛行機内で安楽死できる薬を巡ってセールスマンと女性が駆け引きするお話でした。
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tag: ZOO  乙一  集英社 
tb: --   cm: 2

コメント

「SEVEN ROOMS」怖かったですね~(><)
でも、この作品の中では実は一番好きだったりします…(笑)
なんかこういう映画ってありますよねぇ「saw」とか。
確かこの本も、映像化されていた記憶がありますが、それちょっと観たくないかも、と思っちゃいました^^;怖ぇよぅ…
「陽だまりの詩」は切ないお話でしたね☆
乙一さん、、、なんでこんなにも別ジャンルの作品を書けるんでしょうねぇ。
なんだかんだで、好きな作家さんの一人です♪

URL | nanaco☆ #-
2009/10/17 11:02 | edit

>nanaco☆さんへ

コメントありがとうごさいます~☆

「SEVEN ROOMS」は怖いんだけど、結末が知りたくて
グイグイ読ませられました。
お姉さんが強くてカッコ良かったですよね~。

私も「saw」を観たことがあるので似てるなーと思いました。
理由も分からず、気付いたら閉じ込められてるって
状況が恐ろしすぎますよね…。
映像化されてるんだぁ…怖くて観れないかもw

乙一さんって独特で面白いですよね~。結構ツボで、
今後作品を読み続けていこうと思ってる作家さんです^^

話は変わりますが、「グラーグ57」が入手出来ました!
読み終わったらnanaco☆さんの感想を読みに行きます~♪

URL | 178♥ #-
2009/10/17 22:57 | edit

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