『精霊の守り人』、読了 - sailing day

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『精霊の守り人』、読了  

精霊の守り人女ながら、腕のたつ用心棒であるバルサは、新ヨゴ皇国の皇子チャグムの命をすくうだが、このチャグム皇子はふしぎな運命を背負わされていた。“精霊の守り人”となったチャグム皇子を追って、ふたつの影が動きはじめバルサの目にみえぬ追手から命がけでチャグムを守る…。

精霊の守り人 / 上橋 菜穂子
単行本:349ページ
出版社:偕成社
発売日:2006/11
価格:¥945


約1日で読了。面白かった~☆
精霊、星読博士、呪術師…などなど素敵な設定がたくさん詰まってて、大満足のお話でした。続きも読もーっと。簡単なネタバレ感想&目次は続きでどうぞ▼
権力者によって歴史が改変される。昔のお話が途絶えてしまう。本来の意味とは変わってしまったお祭りなどが現実にもたくさんあるので、こういう設定はなんとも皮肉だなーと思いました。以下、登場人物の印象など。

女性の用心棒が主役ということで、どんなお話なんだろう…と思いつつ読み始めたんだけど、バルサがカッコイイ~! 聖導師が放った刺客・<狩人>を相手に一歩も怯まなくて、動きに迷いがないですね。惚れました

彼女の周りにいる人も魅力的。タンダは優しくて良いなぁ^^ お互い好き合ってるけど、バルサの過去を知ってるだけに前に進めない2人の関係がニクイです。バルサも恋には不器用なんだね…w
呪術師のトロガイが女性だったのには驚きました。チャグムも男だって思ってたよねぇ? あービックリしたw このお祖母さんが70歳くらいなのに山道でもガッツリ走ったりしててスゴイ能力の持ち主です。

皇子・チャグムは賢くて最初からほとんどバルサを困らせることない優等生な子でしたねー。<精霊の守り人>ってのは雲の精霊の卵を宿した人のことを言うみたいです。雲の精霊は干ばつから国を救ってくれるので国を挙げて守らなきゃ!ですよね。
卵を狙ってくるラルンガにはかなり苦戦したけど、生き残れて良かった…。最終的に卵を海に運ぶのが鳥(ナージ)ってのが、なんかカッコイイですよね。引きつけといてかっさらう、みたいな。ラピュタっぽい?

帝と聖導師しか存在を知らない暗殺集団<狩人>。代々、末の息子が技を継いでいるというのがいかにも"国の暗部"って印象を受けます。敵だった時はゾッとしたけど、味方である時は心強かった。これからはチャグムを守っていくのかーと思うと少し複雑w
そういえば、星読博士のシュガは予想したほど活躍しなかったなー。今後の作品にも出てくるのかな。勝手にイケメン設定で読んでたので、また登場してほしいですw

バルサと養父・ジグロの悲しい過去、チャグムの運命がなどが心に痛かったです。昔の仲間を殺さなければいけないなんて…(TдT) アゥー
バルサはチャグムとの出会いで母性が生まれたのかな…。ジグロの気持ちが分かったって言ってたし。2人の別れのシーンはやっぱり切なかった。最後にチャグムが「おれのこと、チャグムって呼んで」っていうのが可愛くて胸が痛かった ε=(´・ω・`)

【目次】
序 章  皇子救出

第一章  皇子の身体に宿ったもの
 1  逃亡のはじまり
 2  星ノ宮の<狩人>
 3  たのまれ屋のトーヤ
 4  放たれた<狩人>たち
 5  逃げる者、追う者

第二章  卵を食らう魔物
 1  薬草師のタンダ
 2  呪術師トロガイ
 3  トロガイの文
 4  ヤクーの言い伝え
 5  トロガイとの再会

第三章  孵化
 1  冬の<狩穴>暮らし
 2  秘倉にねむっていた手記
 3  変化のはじまり
 4  シグ・サルアを追って
 5  襲いくる爪
 6  ナナイの手記の結末
 7  雲のみる夢
 8  サアナンの風とナージの翼
 9  もうひとつの運命の衣

終 章  雨の中を……
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